関東
白州・尾白川
名水百選の1つに山梨県北杜市白州町白須(ほくとしはくしゆうちようしらす)の白州・尾白川(はくしゅう・おじらがわ)があります。
北杜市は山梨県の北巨摩郡の市町村合併によってできた市で白州町は元々は、町を「まち」と呼んでいる自治体であったそうですが、市町村合併の際に、他の町にあわせて「ちょう」に変えたそうです。北杜市は甲斐駒ヶ岳や八ヶ岳などの山々で囲まれており、八ヶ岳南麓にある高原地帯付近は台地状で白州町は台地の下側の釜無川の流域にあります。
白州・尾白川は甲斐駒ヶ岳の頂上から釜無川の合流付近まで約15kmの距離で標高差が約2400mある急流で、この河川の水源は南アルプス国立公園にある標高が2967mの甲斐駒ヶ岳で水の硬度が約9.6で水温は約5℃だそうです。
白州町は南アルプスによる湧水を使ってのウイスキーの製造が行なわれているそうです。尾白川は、白州の山の中に尾の白い神馬が住んでおり、この川が白い神馬が住んでいる霊境を源としている川ということから尾白川と呼ばれているそうですね。
八ヶ岳南麓高原湧水群
名水百選の1つに山梨県北杜市長坂町・小淵沢町(ほくとしながさかちょう・こぶちさわちょう)の八ヶ岳南麓高原湧水群(やつがたけなんろくこうげんゆうすいぐん)があります。
北杜市は人口が約4万8千人で面積は603平方kmで甲斐駒ヶ岳や八ヶ岳などの山に囲まれており、市の約3分の1が山岳の高原だそうです。
中でも、八ヶ岳の南の麓にある清里高原は避暑地として有名です。八ヶ岳南麓にある高原地帯付近は台地状になっており、この台地の上側に長坂町や小淵沢町などがあります。
八ヶ岳南麓高原湧水群には女取湧水や大滝湧水や三分一湧水などの多くの湧水群があります。この湧水郡は標高800~1200m付近にあり、湧水は上水道や生活用水や農業用水などに利用されているようですね。
水の便があまり良くない、これらの地域において大切な役割を担っているそうですね。また、湧水の硬度は約7~9で水温は約9~11℃であ湧水量は季節変動が少なく1日あたり約4万5千立方メートルだそうですね。
忍野八海
名水百選の1つに、山梨県南都留郡忍野村忍草 他七ヶ所(みなみつるぐんおしのむらしぼくさ)の忍野八海(おしのはっかい)があります。
南都留郡は人口が約4万9千人で面積が約421平方kmで、忍野村は、山梨県の南東部で富士山麓にあり、この村から望む富士山は忍野富士と呼ばれているそうです。富士山の周辺には湧水が多くありますが、富士山の北西部で山中湖の付近に忍野八海があります。
忍野八海の湧水は富士山麓からの雪や雨による伏流水が水源となり清らかな水になって湧き出たもので、お釜池、湧池、出口池、鏡池、濁池、菖蒲池、銚子池、底抜池など八つの湧水池があり、国の天然記念物に指定されています。
湧水池の中で水量が多いのは、湧池で鏡池と菖蒲池の湧水はほぼ枯渇しているそうです。忍野八海の湧水は富士山麓への降雪や雨が不透水層を数十年の年月をかけて伏流、湧出しており良好で素晴らしい水質だそうですよ。
湧水は農業用水や発電などに使われているようですね。湧水の硬度は約27~41で水温は約8~12℃、湧水量は1日あたり約25万立方メートルで、富士の御手洗という名称でもよばれているそうですね。
洒水の滝・滝沢川
名水百選の1つに、神奈川県足柄上郡山北町(あしがらかみぐんやまきたまち)の洒水の滝・滝沢川(じゃすいのたき・たきざわがわ)があるでしょう。
足柄上郡は人口が約6万8千人で面積が約303平方kmで山北町は人口が約1万2千人の神奈川県の西部にあり、町の大部分が丹沢山地で丹沢大山国定公園に指定されているそうです。町の中央部付近に丹沢湖があり、北部の丹沢山地と南部の箱根山の山間部に、洒水の滝と滝沢川があります。
滝沢川の上流に洒水の滝があり、山間部から流れ込んでくる水は滝から流れて落ちていき、その滝は三段になっており、上から順に落差が約30mの三の滝、落差が約16mの二の滝、落差が約70mの一の滝があります。一般の人が見れるのは1の滝だけだそうですよ。
滝の水は飲料水や生活用水として使われており、水の硬度は約58で水温が約21℃で年間を通じて良好な状態が維持されているようですね。地元の方々によって滝の周辺の清掃活動が行なわれているようですね。
秦野盆地湧水群
名水百選の1つに神奈川県秦野市(はだのし)の秦野盆地湧水群(はだのぼんちゆうすいぐん)があります。
秦野市は人口が約16万9千人で、面積が約103.6平方kmで神奈川県の中西部で丹沢の麓にあり、面積のほぼ半分が山林です。北の方向と西の方向には丹沢山地があり、南の方向には大磯丘陵があり、挟まれる形で秦野盆地があります。
秦野盆地には丹沢連峰の山々を水源としている河川が流れ込んでおり、秦野盆地の平地部では、これら水源とする湧水が集中しています。秦野盆地の南部に弘法の清水と呼ばれている代表的な湧水があって、この清水には、弘法大師が飲み水のお礼として庭に杖を突き、そこから水が湧き出たという伝説があるそうです。
湧水の硬度は、約84.1であり、水温は約15.9~16.2℃、秦野盆地湧水群21ケ所での湧出量は1日あたり約8000トンで、弘法の清水の湧出量は1日あたり平均で132トンと豊富で質も良く水道用水や工業用水として使われているようです。現在は地下水の水位が低下してきているため保全対策が進められているそうですね。