「日本の名水紀行」では、日本各地の名水情報や水源情報を掲載。
また、原水やミネラルウオーターなど水にまつわる情報もご紹介しています!

日本の名水紀行

近畿

宮水

名水百選の1つに兵庫県西宮市久保町(にしのみやしくぼちょう)の宮水(みやみず)があります。

西宮市は人口が約47万7千人で、面積が約100平方kmで兵庫県の南東部にある市です。北部には雄大な六甲山地があり、この六甲からの伏流水が宮水になっています。

宮水は標高が約4mの付近にあり、多くのミネラル分を含有しており、飲料に使うよりも日本酒を造るのに適した水のようですね。この地下水の硬度は約157と高く、また燐を多く含み、鉄分を含まないことが酒造用水として、とても適している理由のようです。

最初は「西宮の水」と呼ばれていた名前が、省略されて「宮水」の名称で呼ばれるようになったといわれています。

古くから酒造用の質の良い水であることが広く知られており、清酒の全国出荷量の約30%以上を占めています。

水量の確保や水質の維持のための活動も地域で行なわれているようです。久保町は宮水発祥の場所とされていることでも有名で、その石碑も建てられています。


離宮の水

名水百選の1つに大阪府三島郡島本町広瀬(みしまぐんしまもとちょうひろせ)の離宮の水(りきゅうのみず)があります。

三島郡は、は人口が約2万9千人で面積が約17平方kmで大阪府の北東部にある郡で、島本町は、京都府の乙訓郡大山崎町に接しており、木津川や桂川や宇治川などが合流する付近にあります。

離宮の水は、京都府との県境の辺りの山間部にある水無瀬川の水が地中に浸透したものだそうです。島本町の水源は、ほとんど地下水で賄なわれていて、離宮の水もその地下水で、自然豊かな「水無瀬神宮」内にあります。

水無瀬神宮は順徳上皇、後鳥羽上皇、土御門上皇を祭っている神社で、離宮の水の名称は、後鳥羽上皇の離宮が水無瀬神宮にあったことに由来するそうですね。

離宮の水の硬度は、約87で水温は約16~20℃で、離宮の水は、神聖な井戸水で茶道や書道用の水として使用されているそうですね。水汲み場もあり、多くの方が訪れているようですよ。


磯清水

名水百選の1つに京都府宮津市文殊(みやづしもんじゅ)の磯清水(いそしみず)があります。

宮津市は、人口が約2万人で面積が約169平方kmで京都府の北部にあり日本海に接している市で、日本三景の内の1つである天橋立が有名ですよね。ちなみに日本三景は宮城県宮城郡松島町の松島と京都府宮津市の天橋立と広島県廿日市市の厳島(宮島)とされています。

周囲を海に囲まれている天橋立は長さが約3.2kmで幅が約20~170m程度の砂州で、大きく立派な松林がずっと長く続き、本当に景色の良い名所で知られています。松は約7000本もあるそうです。

磯清水は周囲に海があり、標高が0m付近にあるにもかかわらず、天橋立の砂洲で、清らかで塩分を含有していない水が、湧出しているめずらしいもので、「古来より不思議な名水」として伝えられています。地下水の水の硬度は約39で水温は約19~20℃だそうです。

磯清水は天橋立を訪れる多くの人々に、ありがたい休憩の際の飲料用の水として重宝されているようで、天橋立を守る会の方々や地元の方々によって定期的に清掃が実施されているそうですね。


伏見の御香水

名水百選の1つに、京都府京都市伏見区(きょうとしふしみく)の伏見の御香水(ふしみのごこうすい)があります。

京都市は人口が約146万7千人で面積が約828平方kmで京都府の南部の市で、京都府の府庁所在地であり政令指定都市にもなっています。京都市は南北に約49km東西に約26kmの盆地で、北部には丹波の森林地帯があり、地下水が市内のほぼ全域に流れているそうです。

京都市11区のひとつである伏見区は、この11区の中で人口が最も多く、人口が約28万4千人で、面積が約62平方kmです。伏見七名水の内の1つである伏見の御香水など市内の多くの場所に名水の井戸があり人々を和ませてくれています。

伏見七名水には田中清水、竹中清水、石井の御香水、常磐井、苔清水、春日井、白菊井があることで知られています。

伏見の御香水は標高が約40mの付近にあり、湧水の硬度が約44だそうです。伏見は地下水が豊かで、この地下水を仕込み水にした酒造りが江戸時代に発達したそうですね。また、豆腐や湯葉や京菓子に名水が使われているそうですね。

また、書道や茶道用の水として使用される方も多いそうですね。現在、地下水の水位が低下しているそうですよ。


泉神社湧水

名水百選の1つに、滋賀県米原市大清水(まいばらしおおしみず)の泉神社湧水(いずみじんじゃゆうすい)があります。

米原市は人口が約4万1千人で、面積が約250平方kmで滋賀県の北東部にある市で、泉神社湧水は、日本百名山の内の1つでもある伊吹山の山麓にあり、標高が200mの付近にある、石灰岩の岩の間裂け目から湧き出ている泉です。

湧水の硬度は約96で、水温が約11~13℃で季節に関わらず、年間を通して水量は豊富で、湧水量は1日あたり約4000~5000立方mだそうです。また、水質も良く、ミネラル分も多く含まれており、「おいしい水」ということで評判も高く多くの人々がこの水を汲むために訪れるようです。

泉神社湧水は伊吹三名水の内の1つでもあり、この付近は湧水を汲みやすいよう整備されています。この湧水は天野川へ流入し、流域では天然記念物であるゲンジボタルを見ることができるそうです。地元の方々は、この水を大切にし、清掃活動だけでなく良い水環境の維持活動に力を入れているそうですね。



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